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​タンドスピロン/セディールとは
​何が違うのか


 

タンドスピロンとは

タンドスピロンは、抗不安作用、抗うつ作用(セロトニン作用)両方があるといわれています

それは、そのままの意味なのですが、

どうやら

抗不安薬と比べると、認知機能、運動機能などの注意力の低下の副作用が少ないこと(代表的なジアゼパムとの比較)

抗うつ薬と比べると、うつや不安障害などで、同等に近い効果が期待できるという報告が見られます(代表的なセルトラリンとの比較)

そのため、抗不安薬という、イメージがありますが、

​非常に「抗うつ薬」の性質が強いことが、うかがえます。

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役割

タンドスピロンが、「効く仕組みが異なること」は、いくつか利点があります

1他の抗うつ薬に増強治療としての候補になる

2       無効だった場合、その個人差を埋めることができる

3抗不安薬(ベンゾジアゼピン)に依存しやすい方、眠気などの副作用が気になる方へ、推奨できる

​効く仕組みの違いや、弱い抗不安作用があることで、タンドスピロン独自の役割が期待できると考えられます。

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​現在の研究の現状

研究の世界では、この独自の作用の仕方のため、ここ5年の2017以降も少しづつですが、研究報告が増えてきています。

今後も、うつ、不安症をはじめとして、治療の選択肢の幅が広がってくことが期待できるかと思います。

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まとめ

タンドスピロンは、抗うつ薬に似ており、軽微な抗不安作用が期待できるお薬です​

また、うつ、不安症などでの研究結果が報告されており、

抗不安薬の眠気、注意力の低下などが少ないメリットがあります。

今後も特徴的な作用の仕方から、さまざまな疾患での治療の報告が期待でき、治療の選択肢の幅が広がることが期待できると思います

23/5/1 リベルテ

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